ホルモンバランスの乱れって!?

女性の身体は、年齢とともに女性ホルモンの影響で大きく変化します
月単位でもホルモンバランスは変わり、日々の健康にも影響が現れることを知っておけば、その時々の体調に合わせた身体のケアができ、不調を未然に防ぐこともできるようになります

1.女性ホルモンとは?
身体には100種類以上のホルモンが分泌していることがわかっています
女性の身体に大きな影響を与える女性ホルモンもそのうちのひとつです
一生のうちに分泌される量は、わずかティースプーン1杯といわれています
女性ホルモンには2種類あり、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と、黄体ホルモン「プロゲステロン」です

卵胞ホルモンの「エストロゲン」は、乳房の発育や丸みのある身体を作り、コラーゲンの産生を促して、美肌を保ちます
血管や骨、関節などを健康に保つほか、自律神経の安定、子宮内膜を厚くして妊娠に備えるという働きもあります
黄体ホルモンの「プロゲステロン」は、体温を上げたり、食欲を増進させる作用があるほか、身体に水分や栄養を溜め込みやすくします
エストロゲンの働きによって、厚くなった子宮内膜をやわらかく維持し、妊娠しやすい状態にする働きもあります

女性の身体は、これら女性ホルモンによって大きく変化します
胎児の時に「第一次性徴」を迎え、子宮や卵巣といった臓器が形成されます
9歳頃からエストロゲンが分泌しはじめ「第二次性徴」を迎えます
思春期と呼ばれる時期に、乳房・乳腺の発達、皮下脂肪の増加、骨盤の発育などが起こり、体重が増加して丸みのある身体になります
12歳前後でさらにエストロゲンの分泌が増え、初潮を迎えます
この思春期は、女性ホルモンが活発に分泌されるため、ホルモンバランスが崩れやすく、心身ともに不安定な状態になりがちです
急に怒ったり、イライラしたりするのも、その影響です

エストロゲンは、30代中頃まで活発に分泌します
月経がはじまったばかりの思春期には、月経不順や月経困難症などの症状があらわれますが、20代〜30代になる性成熟期になると、子宮筋腫や子宮内膜症の疾患が起こることもあります
30歳を超えるとエストロゲンの分泌は下降線となりますが、その後、45歳前後からエストロゲンの分泌量は特に減少しはじめ、50歳前後で閉経を迎えます
閉経前後の10年間はエストロゲンが急激に減少することで、身体に不調があらわれやすくなります
しかし、人それぞれの閉経年齢によりますので、必ずしも45〜55歳が更年期にあたるとはかぎりません

女性ホルモンは、脳の視床下部を司令の中枢部として卵巣から分泌されますが、更年期になると卵巣の働きが低下して分泌量が減少します
脳が指令を出しているにも関わらず、分泌されないので脳が混乱します
指令を出す視床下部は、自律神経のコントロールも担っているため、体温調整や消化機能、呼吸や心臓の動悸などに影響が出るのです
これが、更年期障害が発生するメカニズムです

自律神経は身体のさまざまな機能をコントロールしているため、その影響から更年期障害の症状も多岐にわたります
更年期を終えると、エスロトゲンの分泌はほぼなくなり、更年期症状もおさまります
55歳以降は老年期と呼ばれ、今度はエストロゲンに守られてきた器官の病気のリスクが高くなります
肝臓、血管、骨、皮膚などにその症状は現れ、相対的に男性ホルモンが優位になるため、男性に多い生活習慣病にもかかりやすくなります
こういった女性の身体の変化を知っておくと、不快な症状や病気のリスクが高まったとき、「ああ、今はこういうことが身体の中で起こっているんだな」と理解でき、慌てずに対応することができます

2.ホルモンバランスのリズムとは?
女性の身体は、エストロゲンとプロゲステロンの絶妙なバランスで保たれています
月経周期は、約28日間です
その間に、エストロゲンとプロゲステロンは分泌量のバランスを変えながら女性の身体を整えています

身体のリズムは、卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4つに分けられます
月経がはじまってから約2週間後が排卵期。月経後から排卵期になるまでが、卵胞期です
この時期はエストロゲンが多く分泌されるため、肌や髪のつやがよくなり、心身ともに安定します
月経期のむくみも取れて、体が軽くなるのでダイエットに最適な期間です
排卵前後3〜4日程度の排卵期を終えると、今度は黄体期が訪れます。エストロゲンの分泌が落ち着き、プロゲステロンの分泌が活発になるため、水分や栄養を溜め込み、体がむくみがちになり、気持ちも不安定になりがちです
イライラしたり、食欲が増したりするのも、この時期です

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