ドーピング違反って?
色んな競技で色々と波乱や問題が起こっている冬季北京オリンピック
ROCフィギア女子選手がドーピング違反の疑いがあり、フィギア団体の表彰式が延期、中止になりました
きっと多くの人が
「ドーピング違反なんて、けしからん!」とか
「ドーピング違反は、いけない!」とか
「ドーピングは絶対ダメ!」と答えると思います
ドーピングがいけないのは、なぜでしょうね?
多くの人は「人体に影響する禁止薬物が入っているから」と答えると思います
答えながら、職場や自宅、洋服のポケットや鞄に頭痛薬や痛み止め薬、目薬など、何らかの薬を持っている人多いと思います
10年以上、実際にドーピング検査を受けた経験から言わせてもらうと
ドラックストアなど、市販で売っている薬は、絶対に服用できません
病院で何かを処方される場合も、ドーピング検査に引っかからないものを処方できる医師に頼みます
持病があり、薬を服用しないといけない場合は、薬を服用する届け出を出して許可をもらわないといけません
私の場合、コンタクトレンズを装着していたので、レンズ乾燥防止の「目薬」も気をつけないといけませんでした
食事も気をつけなければなりません
食材や化学調味料などが引っ掛かる場合もあります
飲み物も同様に引っかかる成分が含まれている場合もあるので気をつけなければいけません
「自分が、目を離した飲み物や食べ物は、絶対に口に入れるな!」とよく言われたものです
理由は簡単
ライバルを陥れるために、コッソリ禁止薬物を入れるケースがあるからです
私が現役時代は「コーヒー」に含まれるカフェインは、もちろん禁止薬物に含まれ、大好きなコーヒーを簡単には、飲めませんでした
今は「約180mlを約250杯以上飲むと、カフェインが人体に作用する」という事がわかりましたので、コーヒーが少しは飲めるそうです
どれぐらいの量で検出されるか?
50mのプールに目薬を1滴入れた程度でも検査に引っかかります
どれくらいの期間か?
禁止薬物にもよりますが、人体の構造上、1度飲んだり食べたりしたものが体外に出るまで、約1年はかかるので、約1年以上は飲めません
ただし、大会の規模によっては、突然自宅や練習場に検査官が来て、その場で即刻検査されるので、実は現役中は、常に飲めません
さて、先ほど話したように「食材」にも禁止薬物が含まれている場合が、極稀にあります
ということは、意外かもしれませんが
漢方薬も当然、ドーピング検査に引っかかるケースがあります
皆さん「漢方薬は安全」と思っているかもしれませんが
実は漢方薬もドーピング検査に引っかかるので、よくあるケースで
「漢方薬は大丈夫だよ」とライバル選手に渡して飲ませ、ドーピング違反にして蹴落とすケース
これ実は、よくあることなんです
命に係わる時以外は、出来るだけ「自分がドーピング違反」にならないようにしましょうね