伸ばす?潰す?

競技才能を伸ばすのも潰すのも出会い次第です

どういうことか?

 

患者さんに

監督から「お前は、いつまで練習を休むんだ!

試合に出る為に、怪我した部位のテーピングを習ったり、サポーターなど、装具を買ってこい!」

と言われたので、教えてください

 

こんな質問受けました

 

私の答え

「この監督、準備運動、整理運動とか、〇〇しないでしょ?」

と聞くと

「全くしません」

「じゃあ練習は仕方ないから、家で〇〇の練習するしかないね」

「テーピングやサポーターは、怪我した部位に巻くと痛いよ

それにもっと怪我するよ

自分で出来ないのわかるから、外すでしょ?

どうしても巻くなら、怪我した部位じゃない〇〇に巻くと、いいよ

どう?痛くないでしょ?」

すると

「全然痛くない!これ動ける!」

 

ちゃんと患者さんの身体を知っているからこそ出来ることですが

姉妹で、高いレベルで競技できる才能あるのに、この監督に会ったせいでせっかくの才能が・・・。

 

もちろん、多くの指導者、トレーナー、治療家には理解できることではないと思います

むしろ、この監督の考え方や指導方法の方を教える、他の指導者やトレーナー、治療家のほうが多いです

なので一般的です

痛いところや怪我の部位にサポーターやテーピングを巻く

この考え方の方が、普通は、当たり前のことだと思います

 

私も理解してもらえない多くの指導者に出会って、その指導のもとで練習してきたのでよくわかります

「あのとき〇〇先生に出会えなかったら」

私の競技成績は無かったと思います

もちろん、教えられても実際に取り組み、実践しないと意味はありませんけどね

 

だからこそ思うこと

ちゃんと身体を知っている人に出会うのと出会わないのとでは、才能の活かし方は、大きく違います

 

こういう感性は、決して特殊では、無いです

みんな同じように持っています

違うのは

「〇〇しなさい」

「〇〇だから」

「そうじゃない」

「〇〇でしょ」

などなど

教えられて「これが正しい」と間違いを、教えられ覚えてしまう事です

多くの人は、自分の持っている感性を押し殺します

その為、間違った感性を「正しい」と勘違いしてしまいます

 

自分の感性を大事に持って、感性の理解者に出会えて、自分の才能を伸ばす人もいます

きっとそういう人を

「わがまま」「自由人」「いう事聞かない」なんて言葉で表現されると思ます

実際は、自分の身体に合わないから気持ち悪くて、指導されたことを聞かないんだと思います

そして成功しても失敗しても「あの人は、他の人とやること違ったから」

と言われると思います

 

イチローが取り組んでいる練習方法

地方の小さなトレーニング施設で、理解できる人がいなかったのに

「イチローが練習している」

と言うだけで色んな選手が取り組み始めたトレーニング方法もあります

 

でもこのトレーニング

「自分に、身体に合っているからトレーニングする」

「イチローや有名人がやっているトレーニングだからする」

「有名なトレーナー教えるトレーニングだからする」

それぞれ意味が違います

 

小学生の頃から治療に来ていた子がプロになり、私に教えてくてた言葉

「先生、有名、無名関係なく、身体を知っている人で出会う、出会わないは、大きく違うよ」

 

出会いって重要ですよね

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