腰痛って!?
日本の成人の90%以上の人が1度は経験あると言われている「腰痛」
実は、腰痛という病名はなく「腰からくる痛みや張りなどの不快に感じる症状」のことです
よく言ったり言われたりする
「骨盤が曲がって起こる腰痛」
「骨が曲がって起こる腰痛」
など
よく聞く話ですね
本当に骨や骨盤が曲がる腰痛は、あるのか?
腰痛って何だろう?って思いますよね?
腰痛は、直立二足歩行を得た人間の宿命と言われています
直立二足歩行するためには、身体を垂直に保ち、重い上半身を下半身で支えるため、どうしても腰に大きな負担がかかります
すべての人が腰痛なるわけではなく、腰痛は生活環境や生活習慣、ストレスなどが大きく関与しています
腰痛の原因を特定できるのは、わずか約2%程度といわれています
残りの約98%は、検査をしても痛みの原因となる異常が見つからないことが多いです
腰痛のなかでも大きく分けて2つ
1.特異性腰痛(約2%)
画像診断や血液検査などで痛みの原因が特定できるもの
2.非特異性腰痛(約98%)
痛みの原因がはっきりしないもの
1.腰椎椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間にある椎間板が潰されて、内部にあるゼラチン状の髄核が後方に押し出され、神経を圧迫するために痛みが起こる
高齢者よりも、20代から40代の男性に多いといわれます
2.腰部脊柱管狭窄症
加齢などで、椎骨にある脊柱管にある神経の通り道が狭くなり、中を通っている神経が圧迫されて、腰痛やお尻や足のしびれなどが起こる
一般的に、40歳以上の人に多いといわれます
3.骨粗しょう症
加齢によりカルシウムが流出して骨密度が減り、骨折しやすくなる病気のこと
腰椎が圧迫骨折を起こすと、腰や背中が痛くなることもあります
骨粗しょう症は、中年以降の女性に多いといわれます
原因のひとつとして、骨がカルシウムを吸着するときに必要なエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が、閉経とともに急激に減少することといわれます
4.脊椎分離症・脊椎すべり症
脊椎の関節にある骨が切れて、分離した状態
脊椎分離症とは、脊椎の一部が前後にずれている状態
分離症を伴う分離すべり症と、分離を伴わない変性分離症の2タイプがあります
腰痛には、さまざまな原因があります
画像を見ただけでも「痛そう!」ですね
こんなことが腰で起こったら
脚なんて動かないですね
歩いたり走ったり、とてもじゃないけど無理です
約2%の腰痛にならないためにも
「身体の疲れが溜まっているだけかも」と見過ごさず、しっかり治しましょう